【医療機関の労務管理】ベースアップ評価料、“配り方”で失敗しないために

公開日:2026年4月16日

医療機関の労務管理~押さえて安心!実務のポイント解説~

ベースアップ評価料、“配り方”で失敗しないために

 


<しみずハート社会保険労務士事務所 代表 清水美穂/PSR会員

>>>【連載】医療機関の労務管理~押さえて安心!実務のポイント解説~

令和8年度診療報酬改定により、ベースアップ評価料の点数が約2~4倍になります。

また、医療介護等支援パッケージの賃上げ支援事業の申請要件となっていたこともあり、今年度から算定する医療機関が増えています。

一方で、
「ベースアップ評価料を届け出たけれど、どう配ればいいのか分からない」
「基本給にするべきか、手当にするべきか迷っている」
といったご相談も多くいただきます。

今回は、ベースアップ評価料の“配り方”について、実務の視点で整理してみたいと思います。

これまで算定してきた医療機関もこの機会に再度ご確認ください。

 

まず押さえておきたい大前提

ベースアップ評価料は、医療機関の利益になるものではなく、賃上げの原資です。そのため、入ってきた評価料は全額を賃金改善(賃上げ)に使う必要があります。

 

配り方は大きく2つ

実務上の選択肢は、主に次の2つです。

①基本給を引き上げる
②手当として支給する(名称は自由ですが、原資がベースアップ評価料と分かる名称にすることをおすすめします)

①基本給で上げる場合

>>>【連載】医療機関の労務管理~押さえて安心!実務のポイント解説~

プロフィール

清水美穂

社会保険労務士・医療労務コンサルタント・ハラスメント防止コンサルタント・2級ファイナンシャルプランニング技能士

しみずハート社会保険労務士事務所 (https://www.sr-heart.com/)代表

同志社大学経済学部卒業。
山口放送のアナウンサーを経て社会保険労務士資格を取得。
現在は医療・介護・福祉分野を中心に顧問業務を行う一方、夫が院長を務める内科クリニックの事務長として、診療報酬請求や人事・労務管理にも携わっている。医療機関向け制度解説をYouTubeでも発信している。
アナウンサー経験を活かした、わかりやすい説明に定評がある。


本コラムをお読みの方にオススメの「医療機関の人材確保と賃上げ対策」DVD

医療機関における人材確保と賃上げを後押しする制度として、2024年度診療報酬改定で新設された「ベースアップ評価料の」の基本と算定方法、簡易様式を活用した届出・計画書作成の実務手順について、初心者の方でも理解できるように、実務の流れに沿って丁寧に解説したDVDです。

医療機関における人材確保と賃上げにつながる仕組みづくりに、このDVDで届出・計画書作成のスキルを身につけませんか?

>>>詳細・ご購入はこちら

「助成金」関連記事

「労務環境の維持・改善」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2026/04/21(火) /13:30~17:30

【オンライン】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : 社労士事務所Partner 所長 西本 佳子 氏

受講者累計6,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
52,800円(税込)

裁判例をもとに、パワハラの境界線とグレーゾーンを整理し、管理職が現場で迷わず判断できる力を養う研修DVDです。指導として許される言動と問題となる言動の違いを具体事例で解説し、管理職ごとの判断のばらつきを防止。講師はハラスメント案件に精通した弁護士・佐久間大輔氏。全管理職研修や再発防止研修など、繰り返し活用できる実務直結型の教材です。

価格
5,500円(税込)

かいけつ!人事労務では、法改正対応や従業員への周知、教育・啓蒙等に活用できる小冊子を販売しています。

通常は各種10冊1セットの販売となりますが、実際に手に取って中身を見て導入するかどうかを検討したいといったご要望に応え、小冊子を1冊ずつ、計7種類のセット商品をご用意しました。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE