厚生労働省では、厚生労働大臣の記者会見を毎週2回(通常、火曜日と金曜日)実施し、その概要を公表しています。
令和7年11月7日の会見では、労働時間規制や副業の促進に関する国会での代表質問の内容などについて質疑がありました。
厚生労働大臣がどのように応答したのか、確認しておきましょう。
記者:高市首相は令和7年11月5日の代表質問において、「労働時間規制については、人手不足で仕事があるのに受注できないという意見や、月100時間の残業は過労死認定ラインであり変更すべきではないという意見など、様々な意見があると承知している」として、「私自身も、過労死に至るような残業をよしとはしない」と述べました。過労死認定基準に基づいた月100時間、80時間の時間外労働の上限規制について、緩和する意図はないとの答弁とも受け止められますが、そのとおりでよいでしょうか。総理指示は、時間外労働の上限規制緩和検討を含むものなのかどうか、大臣のご見解をお伺いします。
また、首相は代表質問で、「残業代が減ることによって、生活費を稼ぐために慣れない副業で健康を損ねる方が出ることを心配している」と述べました。これは、健康に配慮した副業の促進を意図した答弁なのか、または副業の必要がないよう残業代の割り増し率の引上げを求める意図なのか、大臣のご見解をお伺いします。
大臣:1点目ですが、政府全体としても過労死がないようにしようということで、これまでも取り組んできたので、そうした点を踏まえたご発言だと理解しています。
2点目については、慣れない副業、慣れない仕事を通じて健康を害することがないようにという趣旨ですので、様々な方策が考えられると思います。そうしたことも含めて、これから審議会等での議論を進めていただければと思います。
話題になっている事柄だったので、紹介させていただきました。
今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<厚生労働大臣会見概要(令和7年11月7日)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00866.html










