就業規則の落とし穴【その4】 労働時間

公開日:2011年12月27日
 労働時間について定めた条文を見てみましょう。
 
(所定労働時間)
第○条 所定労働時間は、1週間については40時間、1日については8時間とする。
2 始業及び終業の時刻並びに休憩時間は、次のとおりとする。
 始業 午前9:00 終業 午後6:00
 休憩 正午~午後1:00
3 前項の規定にかかわらず、業務の都合その他やむを得ない事情により、始業及び終業の時刻並びに休憩時間を繰り上げ、又は繰り下げることがある。
解説

 始業・終業の時刻、所定労働時間について定めた条文です。

 労働基準法により義務付けられた項目では(「絶対的記載事項」といいます)所定労働時間の記載だけでは足りず、必ず「始業時刻」と「終業時刻」を記載しなければなりません。

 シフト制など、会社内で異なる始業・終業時刻が存在する場合は、すべてのパターンについて記載しておく必要があります。

 会社の都合等で始業・終業時刻を変更する可能性があることも明らかにしておきます。

知恵 4


「就業規則」関連記事

「労務コンプライアンス」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

東京会場 2024/05/23(木) /13:30~17:30

【会場開催】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : ※各日程をご確認ください

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2023年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

価格
7,150円(税込)

本小冊子では、ビジネスマナーに加え、メンタルヘルスを維持するためのコツ、オンライン会議やSNSのマナーのポイントも紹介しています。
また、コンプライアンス(法令順守)も掲載。ビジネスパーソンとして肝に銘じておきたい「機密管理」、働きやすい職場づくりに必要不可欠な「ハラスメント防止」について、注意点を解説しており、これ一冊で、一通りのマナーの基本が身に付くようになっています。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE