仕事と介護の両立支援コラム第33回
介護施設長の体験談~コロナ禍で感じた変化~
<一般社団法人日本顧問介護士協会 代表理事 石間洋美>
>>>【連載】仕事と介護の両立のために知っておきたい大事な知識
脳血管疾患や認知症の発症、転倒、骨折、身体の衰弱などをきっかけに介護が必要な状態になると、生活の場を在宅にするか、介護施設へ入居するかという選択に直面します。
多くの方が介護に直面した際、まずこの選択から今後の生活や介護サービスの利用を考えていくことになります。介護量によっては、働き方や職種を考え直す方もいるでしょう。
在宅での生活を選択した場合、前回までにご紹介した「介護がある生活」を読んでいただければ想像ができるかと思いますが、それまでの生活とは大きく変わります。
では、介護施設への入居を選択した場合はどうでしょうか。今回は、約8年間有料老人ホームの施設長として施設運営に携わった方のお話をご紹介します。
2年間、医療法人社団が運営する通所リハビリテーション(デイケア)にて、利用者の面談や契約、利用日の調整などの業務を担う相談員として勤務。
3年間、営利法人が運営する介護付有料老人ホームにて、入居者の見学対応や面談、入居日の調整、入居者の病院付き添いなどの業務を担う施設相談員として勤務。
8年間、営利法人が運営する介護付有料老人ホームにて、施設運営責任者である施設長として勤務。
介護施設入居を選択する家族の背景
プロフィール
静岡福祉医療専門学校医療福祉情報科卒業後、介護施設にて介護に携わる一方、介護事務業務、相談業務、マネジメント業務、管理業務も経験。医療福祉接遇インストラクターの資格も取得し、お客様満足度向上のための研修講師も務める。2020年4月に一般社団法人日本顧問介護士協会を立ち上げ、「介護で困る人と困る量を圧倒的に少なくする!」を目標に掲げ活動している。
【連載】仕事と介護の両立のために知っておきたい大事な知識
仕事と介護を両立するために知っておきたい大事な知識と、企業が両立支援していく上でのポイントについて、専門家による解説記事を連載しています。
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