D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の最新知識と
労務管理を体系的に習得し、企業の人事労務課題を解決!
多様化が進む時代、労務管理の転換点に
少子高齢化による労働人口の減少、そして価値観の多様化が進む現代。従来の画一的な採用・労務管理のやり方では企業の成長は限界を迎えてます。
Z世代・ミレニアル世代、女性、高齢者、外国人、障害のある人など、多様な人材が安心して活躍できる環境づくりは、いまやすべての企業にとって最優先の経営課題です。
しかし現場では、
•「採用してもすぐ辞めてしまう」・・・離職率の高さに悩んでいる
•「世代や価値観の違いでコミュニケーションが難しい」・・・職場の軋轢を解消できない
•「法改正や制度対応が後手に回っている」・・・制度疲労を起こしている
といった悩みが後を絶ちません。
いま求められる「D&I労務管理」の専門力
これらの課題を解決し、組織全体のマネジメント力向上や信頼性強化につなげる取り組みがD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)です。
ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)を合わせた言葉で、その意味は、年齢、性別や国籍、価値観などさまざまな異なったバックグラウンドを持つ多様な人材を受け入れ、一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境をつくること。
いま、企業には、単なる制度運用にととまらず、「多様な人材を事業に活かすための視点やスキル、そして個々の特性を活かすマネジメント」が強く求められています。
労務を通じて経営の未来を支えるプロフェッショナルへ
この喫緊の課題に応えるために誕生したのが、新たな専門家養成プログラム「D&I(多様性包摂性)労務管理士」養成講座です。
本講座は、主に企業のD&I推進に不可欠な採用・労務管理面の知識やスキル・ノウハウ、コミュニケーション力を体系的に学ぶ専門プログラムです。
2人のメイン講師と各分野に精通したゲスト講師による実践的な講義を通じて、企業の現場で即戦力となる「D&I(多様性包摂性)労務管理のプロフェッショナル」を育成します。
変化の時代を支える「実践力」を身につける
本講座で習得できるのは、中小企業から大企業まで、あらゆる現場で活かせる実践力です。
•D&I推進に不可欠な採用・労務管理の最新知識と実践的スキル
•社員の力を引き出すコミュニケーションとマネジメント手法
•経営に資する人材定着と組織の活性化を実現する方法
つまり「D&I(多様性包摂性)労務管理士」は、労務管理を通じて経営の未来を支える専門家なのです。
この「D&I労務管理士」養成講座で、変化の時代に対応できるプロフェッショナルとしての一歩を踏み出しましょう。
「D&I労務管理士」になると、企業のこんなお悩みを解決できます!
- 思ったような人材の確保・定着ができていない
- 従業員のモチベーションをもっと向上させたい
- Z世代の従業員との向き合い方が分からない
- 女性社員を効果的に戦力にする方法が知りたい
- 障害者の採用や労務管理に力を入れていきたい
- 正社員にとらわれない採用戦略を講じていきたい
- 派遣や請負の正しい活用の仕方を知りたい
- ジェンダーをめぐる雇用問題に対応したい
社労士がD&Iに取り組むメリット
こちらの講座は、企業の経営者・管理職・人事担当者も対象にしていますが、
社労士がD&Iに取り組むことには、下記のようなメリットがあります。
法令遵守+D&I推進の専門家として信頼性が高まる
労務管理・労働法の知識と、D&I推進の視点を併せ持つことで、顧問先にとってより一層「安心して任せられる存在」になります。
コンプライアンスと職場環境改善を両立
ハラスメント防止、障害者雇用、同一労働同一賃金など、D&Iに直結する課題を法的にサポートできる専門家は社労士です。
採用・定着・生産性向上に直結するアドバイス
多様な人材が働きやすい仕組みを導入することは、離職率の低下や企業ブランドの向上にもつながります。先生がD&Iの視点を持つことで、採用や生産性向上のコンサルや研修が受注しやすくなります。
本講座の特長
- 全10回のカリキュラムと個別学習、グループ討議
- 講師は多様性&包摂性の労務管理経験が豊富な専門家
- より専門分野では最先端の情報に明るい外部講師を招聘
- 一方的なレクチャーではなく、受講者参加型のノウハウ提供
- 実践型ケーススタディで「現場対応力」を習得
- 修了試験合格で、「D&I(多様性包摂性)労務管理士」として登録可能
- 採用や労務管理に必要なレベルの能力担保、対外的な信頼性の向上が可能
本講座の流れ
Step1 多様性・包摂性の労務管理の必要性を体感する
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Step2 採用・労務管理の「鉄板」を確実に理解する
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Step3 女性・若者・障害者・マイノリティの特徴をつかむ
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Step4 専門講師から最先端の知識・情報・事例を学ぶ
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Step5 場面ごとの事例、ケーススタディを共有する
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Step6 他の受講者との比較・検討を通じてノウハウを深める
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Step7 自社オリジナルの多様性・包摂性の労務管理を体系化する
ゴール
多様性・包摂性の採用・労務管理を体系的にマスターすることで、幅広い人材の採用・育成を通じてさらに企業の強みや魅力を磨きながら、自社が抱える課題の解決・改善に努め、中長期的な人材育成ビジョンを明確にすることができます。
メイン講師 小岩先生・木下先生からのメッセージ
私たちは非正規雇用、障害者、LGBTQ、女性、高齢者、若者、外国人などの労務管理や多様な働き方を推進するプロとして、さまざまなセミナーや書籍などを通じて実務対応の基本ノウハウや課題解決の手法についてお伝えしてきました。
しかし、自社や顧問先における具体的な実践について不安や迷いを抱える方も少なくありません。
そこで本講座は、法律的な知識や理論だけでなく、実践的なスキルや知恵が身につくことを目指し、設計しました。
現場ごとに使えるケーススタディや、場面に応じた他社事例を共有。また、大学や研究機関などとの連携も踏まえた最新情報も盛り込んだ内容を予定しています。
つまり、この講座を受講いただくと、ご自身で最先端の採用や労務管理を実践する基礎力が身につきます。
講師のノウハウや事例を多面的に提供し、実践的なワークや個別支援を通じて、採用や労務管理の実務力はもちろん、それらの知識やノウハウを勉強やセミナーの講師として伝えるためのパッケージも余すところなくお伝えし、全講座を修了し修了試験に合格された方には「D&I(多様性包摂性)労務管理士」の認定証を授与します。
多様性&包摂性がいっそう重要とされる時代、現場で起こるさまざまな課題に対応するための実践力を身につけ、具体的な解決策を導くためのスキルを一緒に学びましょう。
講座内容(全10回)
全講座を修了し修了試験に合格された方には「D&I(多様性包摂性)労務管理士」の認定証を授与します。
※時間はいずれも 13:30~17:00(3時間30分)
第1講「多様性・包摂性の労務管理の全体像」 | ハイブリット開催(東京/オンライン)+懇親会 2026年1月20日(火) |
第2講「多様性・包摂性を活かす募集・採用」 | オンライン 2月10日(火) |
第3講 「マイノリティを活かす労務管理(基本編)」 | オンライン 2月24日(火) |
第4講「若者・女性・高齢者をめぐる労務管理」 | オンライン 3月17日(火) |
第5講「障害者・メンタル弱者を活かす労務管理」 | オンライン 4月7日(火) |
第6講「LGBT・ノンバイナリーを活かす労務管理」 | オンライン 4月28日(火) |
第7講 「派遣・請負・フリーランスの最先端実務」 | オンライン 5月19日(火) |
第8講「定着と人材育成を促すハラスメント対策」 | オンライン 6月9日(火) |
第9講 「アンコンシャスバイアス&コネクション・プラクティス」 | オンライン 6月30日(火) |
第10講「事例発表&労務管理指針策定プレゼン会」 | ハイブリット開催(東京/オンライン)+懇親会 7月14日(火) |
※第3講・第7講・第9講は、それぞれ単独での受講も可能です。
ただし、単独受講の場合は認定証の授与対象外となりますので、あらかじめご了承ください。
講師プロフィール
メイン講師
小岩 広宣(こいわ ひろのり)氏
社会保険労務士法人ナデック代表社員。一般社団法人ジェンダーキャリアコンサルティング協会代表理事。特定社会保険労務士。特定行政書士。国家資格キャリアコンサルタント。ジェンダー法学会会員。日本ジェンダー学会会員。日本産業保健法学会会員。経営法曹会議賛助会員。
20代で社会保険労務士として独立。以来、20年以上にわたり、ひとり企業から上場企業まで幅広い労務管理に携わり、労働法改正や人材派遣分野の専門家として全国にクライアントを持つ。近年は、ジェンダーやダイバーシティ分野について、法律、キャリア、職場風土などの視点からの発信・提案や実務の対応を行っており、労働法や多様な働き方をめぐる登壇や寄稿多数。
著書に、『多様化する人材と雇用に対応する ジェンダーフリーの労務管理』(日本実業出版社)、『中小企業の「働き方改革」労務管理をスムーズに変える本』(秀和システム)、『人材派遣・紹介業許可申請・設立運営ハンドブック』(日本法令)、『駆け出し社会保険労務士さんのための実務の学校』(翔泳社、編著)、『ジェンダーフリーの生き方・働き方ガイドブック』(労働新聞社、共著)などがある。
木下 文彦(きのした ふみひこ)氏
ラグランジュサポート株式会社代表取締役社長。社会保険労務士。中小企業診断士。両立支援アドバイザー。一般社団法人職業リハビリテーション協会理事。
1986年、ダイヤモンドリース(現三菱HCキャピタル)に入社。在職中は、主に営業、営業企画に従事し、個人事業主から上場企業の法人営業に携わった。新規事業部門の立上げに関わり、商品設計・案件審査手法の確立・販売部隊の強化を通じて部員3名から100名の組織とした。
また、西日本地区の支店長としてリーマンショック後の組織立て直しを図った。人事部の障害者雇用部門では、全社70名の障害者社員の雇用方針策定・採用・定着など雇用管理全般を統括した。
2023年4月、ラグランジュサポート株式会社を設立し、障害者雇用で実践し高い定着実績を残した心理的安全性を高める職場づくりの手法を活用し、障害の有無にかかわらず「社員がここで働きたいと思える会社づくり」を支援している。
障害者雇用に関するセミナー登壇多数、Podcast「中小企業のための障害者雇用推進室」を毎週木曜日に配信。
著書に、『従業員 300 名以下の会社の障害者雇用』(中央経済社)、『人を大切にする経営学用語辞典』(共同文化社、共著)がある。
ゲスト講師
第3講「マイノリティを活かす労務管理(基本編)」
大野 博司(おおの ひろし)氏
日本外国特派員協会会員。労政ジャーナリスト。株式会社アドバンスニュース代表取締役主筆。
1994年日本新聞協会加盟の地方紙に入社。社会部と政経部で教育、スポーツ、核燃料サイクル、水産、港湾物流などを担当し、2004年に報道デスクに就任。以降、東京支社で国会取材兼論説委員等を担当。韓国、中国、オーストラリアなど海外での取材も担当し、2006年のイタリア・トリノ五輪の現地取材を担当した。
厚生労働省の職業安定局、労働基準局などの政策を中心に取材・執筆を行い、また日本外国特派員協会会員の労政ジャーナリストとして、オランダ政府招聘による欧州の労働政策のほか、アメリカ、香港・広州、ベトナムなどを訪問して雇用現場の最前線で取材をこなす。
著書に、『実務詳解 職業安定法」(光文堂、共著)、『派遣法・抜本改正の「爪痕」』(アドバンスニュース)などがある。
第7講「派遣・請負・フリーランスの最先端実務」
山内 栄人(やまのうち まさと)氏
1976年 兵庫県神戸市生まれ
株式会社人材ビジネス経営研究所代表取締役。株式会社過去オール善代表取締役。高付加価値型アウトソーシング研究会主宰。
大学卒業後 日本リガメント株式会社(現 Man to Man株式会社)に入社。請負現場の立ち上げや支店長業務を経験後に、2009年に株式会社船井総合研究所に転職。
人材ビジネスのコンサルティングを中心に行い2016年12月に退職し、株式会社人材ビジネス経営研究所を設立し代表取締役に就任。高付加価値型アウトソーシング研究会を立ち上げ最盛期149社、1会場約250名の参加者を社員ゼロで運営。ひとりコンサルでコンサルフィーと勉強会収益で売上8000万円超を達成。
著書に、『「勉強会」を武器にする ひとりコンサルタントが年商5,000万円稼ぐ法』(同文館出版)、『図解人材ビジネスを楽しくする101のしかけ』(秀和システム)。『図解人材派遣会社向け「業務請負」の基本とカラクリ』(秀和システム)がある。
第9講「アンコンシャスバイアス&コネクション・プラクティス」
原 祐加 (はら ゆか)氏
社会保険労務士事務所キャリア・アヴニール代表。社会保険労務士。キャリアコンサルタント。コネクション・プラクティス認定トレーナー。
大阪市立大学(現:大阪公立大学)法学部卒業。2013年社労士登録 10年間の社労士法人勤務を経て2024年8月独立開業。社労士法人勤務時代は労働保険・社会保険手続や労働問題の相談や解決への実績多数。
現在は主に経営者のメンター的役割での活動に重きを置き、就業規則作成・人事評価制度・賃金設計を軸にしながら、大学での法学部での法律の学びを活かし、法律およびコネクション・プラクティスにおける心理面での融合による労働相談やハラスメント研修、ハラスメント相談窓口及び従業員面談を提供している。
登壇実績は、一般企業向けハラスメント研修、基礎から学ぶ労働基準法、橿原商工会議所、
静岡県社労士会、栃木県社保労士会、奈良県社労士会など。
著書に、『[〇〇〇×社労士]というスタイルが最高な理由30』(日本法令、共著)、執筆連載は、中小企業福祉事業団『NETWORK INFORMATION CHUKIDAN』(2024年6月号~10月号)などがある。