令和7年の通常国会に提出された「社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案」には、「遺族厚生年金の見直し」が含まれています。
〔確認〕今回の遺族厚生年金の見直し(案)の概要
●遺族厚生年金の男女差解消のため、18歳未満の子のない20~50代の配偶者を原則5年の有期給付の対象とし、60歳未満の男性を新たに支給対象とする。
これに伴う配慮措置等として、5年経過後の給付の継続、死亡分割制度及び有期給付加算の新設、収入要件の廃止、中高齢寡婦加算の段階的見直しを行う。
施行期日は、令和10年4月1日を予定。
最近、その「遺族厚生年金の見直し」について、国民から多くの指摘が寄せられているということで、厚生労働省は、その指摘への考え方を示すとともに、その見直し案の概要を説明するため、専用ページを開設しました(令和7年6月3日公表)。
このページでは、遺族厚生年金の概要、見直しの対象者、見直しの影響を受けない方、見直し後の5年間の有期給付と継続給付などが、わかりやすく説明されています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<遺族厚生年金の見直しについて>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000147284_00020.html