<一般社団法人日本顧問介護士協会 代表理事 石間洋美>
いざ大切な人の介護が必要な状態になると、会社や同僚に迷惑をかけられないという思いなどから、周囲に打ち明けられない方が数多くいます。しかし、介護に際して周囲の理解は“何よりの力”となります。重要なポイントは、決して「一人で抱え込まない」ことです。
前回(5回目)のコラムでは、親が元気なうちに備えたい「介護」の準備ポイントについてご紹介しましたが、今回のコラムでは、実際に「介護のある生活」がスタートした場合に何から始めるべきか、順を追ってご説明いたします。6つのステップがあるため、前編と後編に分け、前編ではステップ4までご紹介します。