介護保険の利用者負担割合 「2割」の対象者を拡大か(社保審の介護保険部会)

公開日:2022年11月1日

 

厚生労働省から、令和4年10月31日に開催された「第100回 社会保障審議会介護保険部会」の資料が公表されました。

今回の議事は、給付と負担。
そのなかで、「現役並み所得と一定以上所得の判断基準」についての議論が話題となっています。

65歳以上の介護保険の被保険者(介護保険第1号被保険者)の利用者負担割合は、原則「1割」、一定以上の所得がある方は「2割」、現役並みの所得がある方は「3割」となっています。
このうち、2割負担の対象となっている「一定以上の所得のある方」の所得の判断基準は、現在、介護保険第1号被保険者の上位20%相当の方が該当するように設定されています。 
その判断基準を、後期高齢者医療制度における2割負担の対象者(上位30%相当)のことなどを考慮して見直してはどうか、という意見が出ています。

なお、後期高齢者医療制度における2割負担は、令和4年10月に施行されたもの(それまでは1割負担又は3割負担)です。
その基準を介護保険においても参考にするというのは、自然な流れかもしれません。

しかし、一定以上の所得がある方が対象だとはいえ、高齢者の方の負担増が続くのは辛いことですね。現役世代の負担増を少しでも抑えるためには、仕方ないことかもしれませんが・・・

詳しくは、こちらをご覧ください。
<第100回 社会保障審議会介護保険部会/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28740.html

 

「介護の法律」関連記事

「労務コンプライアンス」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

東京会場 2024/05/23(木) /13:30~17:30

【会場開催】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : ※各日程をご確認ください

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2023年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

価格
7,150円(税込)

本小冊子では、ビジネスマナーに加え、メンタルヘルスを維持するためのコツ、オンライン会議やSNSのマナーのポイントも紹介しています。
また、コンプライアンス(法令順守)も掲載。ビジネスパーソンとして肝に銘じておきたい「機密管理」、働きやすい職場づくりに必要不可欠な「ハラスメント防止」について、注意点を解説しており、これ一冊で、一通りのマナーの基本が身に付くようになっています。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE