厚生労働省から、令和7年9月19日に開催された「第80回 社会保障審議会年金事業管理部会」の資料が公表されました。
今回の部会に資料として、『「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書」への対応状況』が公表されています。
以前にもお伝えしましたが、厚生労働省では、障害年金の認定が厳格化されているなどの一連の報道を踏まえ、令和7年6月に、日本年金機構との連携のもと、令和6年度の障害年金の認定状況について、抽出調査を行い、実態把握を行いました。
その結果、令和6年度の非該当割合(不支給割合)は13.0%と、令和5年度の約1.5倍だったことが明らかになりました。
これを踏まえ、令和6年度以降の精神障害等の不支給等事案について、認定基準等に則り、適切な判定が行われているかどうかを点検することとされました。
今回、その対応状況か報告されました。
これによると、点検の対象となる約11,000件のうち、現在、令和6年7月原処分まで(2,895件)の点検が済み、不支給の判断を取り消し支給となった件数が124件(約4.3%)となっているということです。
今後、年度内にかけて、2,000件程度のペースで点検を進め、その進捗状況を、毎月公表することとしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書」への対応状況(令和7年9月19日)>
https://www.mhlw.go.jp/content/12508000/001565107.pdf
〔確認〕 日本年金機構のホームページにおいて、総合的な情報が公表されています。
<障害年金の認定状況について>
https://www.nenkin.go.jp/tokusetsu/tenken.html