令和7年6月10日、令和7年版の高齢社会白書が公表されました。
この白書は、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年政府が国会に提出している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしているものです。
今回の白書で報告されている高齢化の状況は、次のとおりです。
・我が国の総人口は、令和6年10月1日現在、1億2,380万人。
・65歳以上人口は、3,624万人。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は「29.3%」。
・「65~74歳人口」は1,547万人。総人口に占める割合は12.5%。
・「75歳以上人口」は2,078万人。総人口に占める割合は16.8%(65~74歳人口を上回っている)。
・令和52(2070)年には、2.6人に1人が65歳以上、約4人に1人が75歳以上。
特集のひとつである「高齢者の経済生活をめぐる動向について」では、収入を伴う仕事をしている高齢者の割合が増加していること、仕事をする理由は「収入のため」が最も多いこと、高齢期における就業意欲が高まっていることなどが、明らかにされています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和7年版 高齢社会白書(内閣府)>
概 要:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/gaiyou/07pdf_indexg.html
全体版:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html