【専門家の知恵】ビジネス専用のクレジットカードを準備する

公開日:2022年8月31日

 一枚のクレジットカードを、ビジネスとプライベートで兼用されている事業者の方はとても多いようです。 特にビジネスとプライベート、ともにカード利用が多い方は、多くのカード利用記録を、ビジネス分とプライベート分にわける手間がかなりかかります。ビジネス専用カードを用意することのメリットや問題点を見ていきます。

 

経理処理の効率化になる

 事業に関連する取引はビジネス専用のクレジットカードで処理すると決めれば、プライベート利用分を除外する処理は不要になります。カード利用記録をビジネスかプライベートかに区別する作業が不要になると、経理処理のスピードは格段にあがります。

 

付与ポイントの判断に迷わない

 カードでは、利用金額に応じてポイントが付きます。この付与されたポイントは、ビジネスとプライベートでカードを兼用している場合、ビジネス利用のものかプライベート利用のものか、区分の判断が面倒になります。

 

ポイント利用への課税

 ポイントの利用は所得となり、個人の場合の課税上の扱いは次のとおりになります。正しい課税処理を行うためにもビジネス利用のものかプライベート利用のものか、ポイントの区分が必要となるわけです。

 1.プライベート取引により付与されたポイントの利用
  値引き等以外であれば一時所得
  なお、一年間での一時所得の合計が50万以下であれば税金はかかりません。

 2.ビジネス取引により付与されたポイントの利用
  事業所得

 

法人でのクレジットカード作成は難しい?

 法人で事業をされていて法人カードの審査になかなか通らないという事もあります。一般には、法人カードは個人用のクレジットカードよりも審査が厳しいとされています。法人カードで審査落ちてしまう理由で一番多いのが次の3点です。

 1.法人設立から3年が経過していない
 2.決算が赤字である
 3.社長(代表者)の与信が低い

 

法人カードが作れない時の対処法

 法人カードが作れないため、社長の個人名義で作ったクレジットカードの一枚を法人取引専用のカードとして利用されている会社もあります。個人名義のクレジットカードを法人で利用することは本来すべきではないので、あくまで法人カードが作成できるまでの短期利用とすべきでしょう。

 


執筆者

税理士 田中利征

税理士、経営財務コンサルタント/田中税務会計事務所長/企業家サポートセンター 代表/戸田市経営アドバイザー


「職場環境」関連記事

「労務環境の維持・改善」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2025/09/02(火) /13:30~16:30

給与計算 手順とチェックから学ぶ!見落とせない実務ポイント

講師 : 西本 佳子 氏

【2名以上割引あり!】
業務の“見える化”とタスク管理の改善につながるノウハウを、実務の流れに沿って解説。
特典のExcelチェックリストで工程や注意ポイントを一目で把握でき、手順の整理・属人化防止にも活用可能。チームで取り組むことで、所内全体の業務精度と効率が大きく向上します。年末調整前の今こそ、課題と役割を共有し、実務改善の第一歩を!

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

【2025年対応】基礎から実務解説&演習で初心者でも即戦力になれる!「年末調整」実践セミナーDVDです。
基礎控除・給与所得控除の引き上げ、特定親族特別控除、様式変更に完全対応!
「住宅ローン控除」もよく分かる税理士解説動画の特典付き!

価格
6,050円(税込)

かいけつ!人事労務では、法改正対応や従業員への周知、教育・啓蒙等に活用できる小冊子を販売しています。

通常は各種10冊1セットの販売となりますが、実際に手に取って中身を見て導入するかどうかを検討したいといったご要望に応え、小冊子を1冊ずつ、計8種類のセット商品をご用意しました。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE