顧客情報の流出 個人情報保護委員会が指導 安全管理措置の徹底を要請

公開日:2024年2月16日

個人情報保護委員会は、株式会社NTTドコモ及び株式会社NTTネクシアに対し、令和6年2月15日に、個人情報保護法に基づく指導等を行いました。

指導等の対象となった事案は、ドコモ社が自社インターネットサービス等に関する事業に関し、ネクシア社に対し、電話営業用の顧客情報管理を含む業務を委託していたところ、ネクシア社の派遣社員であった者が、令和5年3月30日、顧客情報管理のために業務上使用するPCから、個人契約するクラウドサービスに無断でアクセスし、合計約596万人分の個人データを同クラウドサービスへアップロードすることにより、外部に流出させたものです。

本件の業務は、令和4年7月にドコモ社が株式会社NTTぷららを吸収合併したことにより、ドコモ社が事業を承継したものであるところ、本件の業務に関するネットワーク等の執務環境については、ドコモ社が定めた情報管理規程に一部適合しない事項(以下「基準不適合事項」という。)が存在していました。

しかし、ドコモ社は、この基準不適合事項について、速やかに技術的な対応を行うことが困難であると判断し、ぷらら社における運用ルールに従うことを条件として、令和4年12月まで(後に延長し、令和5年5月末まで)の時限的例外措置として、基準不適合事項を許容することにしていたということです。

そんな状況下でこの事案が発生しました。

ドコモ社及びネクシア社は、大量の顧客の個人データを取り扱っていたにもかかわらず、ドコモ社がぷらら社を吸収合併した後、半年以上も、基準不適合事項のリスクが存在する状況下で業務を行っていたということで、安全管理措置を徹底するように指導が行われました。

この件を“対岸の火事”で片付けず、これを機に、自社の個人情報の保護に関する安全管理措置に落ち度がないか、再確認しておきたいところです。

より具体的な内容は、こちらをご覧ください。

<株式会社NTTドコモ及び株式会社NTTネクシアに対する個人情報の保護に関する法律に基づく行政上の対応について(令和6年2月15日)
https://www.ppc.go.jp/news/press/2023/240215_houdou/

「個人情報保護法」関連記事

「労務コンプライアンス」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2026/03/26(木) /13:30~16:30

給与計算 手順とチェックから学ぶ!見落とせない実務ポイント

講師 : 西本 佳子 氏

【2名以上割引あり!】
業務の“見える化”とタスク管理の改善につながるノウハウを、実務の流れに沿って解説。
特典のExcelチェックリストで工程や注意ポイントを一目で把握でき、手順の整理・属人化防止にも活用可能。チームで取り組むことで、所内全体の業務精度と効率が大きく向上します。給与チームで参加することで課題と役割を共有し、実務改善の第一歩を!

DVD・教育ツール

価格
52,800円(税込)

裁判例をもとに、パワハラの境界線とグレーゾーンを整理し、管理職が現場で迷わず判断できる力を養う研修DVDです。指導として許される言動と問題となる言動の違いを具体事例で解説し、管理職ごとの判断のばらつきを防止。講師はハラスメント案件に精通した弁護士・佐久間大輔氏。全管理職研修や再発防止研修など、繰り返し活用できる実務直結型の教材です。

価格
5,500円(税込)

かいけつ!人事労務では、法改正対応や従業員への周知、教育・啓蒙等に活用できる小冊子を販売しています。

通常は各種10冊1セットの販売となりますが、実際に手に取って中身を見て導入するかどうかを検討したいといったご要望に応え、小冊子を1冊ずつ、計7種類のセット商品をご用意しました。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE