【専門家の知恵】「経営人事改革の視点」管理監督者問題

公開日:2023年9月25日

<株式会社ビジネスリンク 代表取締役 西川幸孝>

管理監督者性をめぐる争い

管理職に昇進すると、通常、基本給も上がって管理職(役職)手当もつくようになり、年収が増加します。

一方で、残業代や休日出勤手当は支払われなくなりますが、この扱いの元にあるのは、労働基準法41条の「監督もしくは管理の地位にある者(管理監督者)」に関する規定です。

管理監督者の法解釈は、「労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある者」とされています。そして、通達や過去の判例から、出退勤等に関し自由裁量を有すること、一般従業員と比べて賃金等の待遇面で優遇されていること、経営方針の決定に参画または労務管理上の指揮権限があることなどが、管理監督者であるかどうかの主要な判断基準になっています。


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