個人情報保護委員会は、個人情報保護法第168条の規定に基づき、その所掌事務の処理状況について、毎年国会に報告を行うことになっています。
この度、令和6年度の年次報告が行われ、令和7年6月10日の閣議で決定されました。
これによると、個人情報保護法に基づく個人情報取扱事業者等(民間事業者)における個人データの漏えい等事案は1万9,056件(前年度は1万2,120件)で、過去最多となりました。
また、マイナンバー法に基づく特定個人情報の漏えい等事案も2,052件(前年度は334件)となっています。
漏えい等事案が大幅に増加しましたが、その主な要因は、社会保険/人事労務業務支援システムを運営するエムケイシステムのサーバーが不正アクセスを受けたことにあるようです。
このような報告の結果を他人事と思わずに、自社の個人情報の保護に関する安全管理措置などに落ち度がないか、今一度確認しておきたいところです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和6年度個人情報保護委員会年次報告の概要等を公表しました>
https://www.ppc.go.jp/aboutus/report/