医療機関の労務管理~これで安心!実務ポイント解説~
医師の働き方改革で宿直“グレーゾーン”が通用しない時代に!
──夜勤・当直・宿直の違いと宿日直許可の落とし穴
<しみずハート社会保険労務士事務所 代表 清水美穂/PSR会員>
連載「医療機関の労務管理~これで安心!実務ポイント解説~」は毎月更新します
2024年4月、日本の医療現場にとって大きな転機が訪れました。
これまで例外扱いされていた医師にも、時間外労働の上限規制が適用されるようになったのです。
中でも多くの病院関係者が注目しているのが、「宿直」「当直」「夜勤」など、医療現場特有の勤務形態の扱いです。
これらは長らく慣例や“なんとなく”で運用されてきましたが、今は「労働時間かどうか」を明確に判断し、適切な対応を取ることが求められる時代に入っています。
今回のコラムでは、この「当直」について詳しく見ていきましょう。
医師の勤務形態──“夜勤・当直・宿直”ってどう違う?
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プロフィール
清水美穂
社会保険労務士・医療労務コンサルタント・ハラスメント防止コンサルタント・2級ファイナンシャルプランニング技能士
しみずハート社会保険労務士事務所 (https://www.sr-heart.com/)代表
大学卒業後、地方局のアナウンサーを経て、1999年に社会保険労務士試験に合格。2019年開業。現在は、医療機関を中心とした顧問業務を行うかたわら、夫が院長を務める内科クリニックの事務長として、診療報酬請求や人事労務管理も担当している。YouTubeでは【ベースアップ評価料】の解説を中心に配信し、現在登録者数は3,333人。これまでに登壇したセミナーは講師満足度95%を超える。アナウンサーの経験を活かしたわかりやすい説明が得意。
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