厚生労働省では、厚生労働大臣の記者会見を毎週2回(通常、火曜日と金曜日)実施し、その概要を公表しています。
令和7年11月18日の会見では、健康保険証の取扱いについて質疑がありました。厚生労働大臣がどのように応答したのか、確認しておきましょう。
記者:健康保険証の取扱いについて3点お伺いしたいと思います。12日付けの事務連絡で、特例として、全ての健康保険証が来年3月末まで使えることになりましたが、国保と後期高齢に加えて社保もこのタイミングで特例の対象とした経緯と理由をお伺いしたいと思います。
また、この特例について医療機関には周知されていると思いますが、厚生労働省として全国民・全被保険者に周知する予定はないのでしょうか。
最後に、健保組合から被保険者に周知すべきか、という照会に対して「被保険者には聞かれたら回答すればよい」と回答されていることは事実なのでしょうか。
大臣:1点目ですが、ご案内のとおりですが、本年12月1日に被用者保険の加入者約7,700万人の保険証の有効期限が切れます。これにより、発行済みの保険証が全て有効期限の満了を迎えることになります。被用者保険の加入者についても、8月以降、順次有効期限の満了を迎えている国民健康保険等と同様に、有効期限切れに気づかないまま、従来の保険証を持参して医療機関等を受診されることが当面は想定されます。したがって、加入している保険者によらず、これまでどおりの窓口負担で受診できることとする運用を来年3月末まで暫定的に行う旨を、先般、医療機関等に対してお示ししたところです。
2点目ですが、12月のマイナ保険証への移行に当たっては、国民の皆様にはマイナ保険証か資格確認書で受診していただきたいと考えているので、ご指摘の暫定措置については、それらがなかった場合の医療機関等における留意事項と考えています。国民健康保険等の保険証の切替えの際と同様に、医療機関等に対して周知していきたいと考えています。
お尋ねの健保組合からの照会の件ですが、暫定措置について加入者からお尋ねがあった場合には、その内容についてお答えいただきたい旨をお示ししています。その際マイナ保険証か資格確認書での受診も併せて周知いただきたいという旨を、健保組合に対してお伝えしていると聞いています。
話題になっている事柄だったので、紹介させていただきました。詳しくは、こちらをご覧ください。
<厚生労働大臣会見概要(令和7年11月18日)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00873.html










