厚生労働省から、令和6年度「厚生年金保険・国民年金の収支決算の概要」が公表されました(令和7年8月1日公表)。
その概要は、次のとおり。
●厚生年金保険における令和6年度収支決算
令和6年度決算における歳入歳出差は3兆0,735億円となり、前年度(2兆3,616億円)より増加している。
●国民年金における令和6年度収支決算
令和6年度決算における歳入歳出差は282億円となり、前年度(2,377億円)より減少している。
●決算結了後の年金積立金
令和6年度決算結了後の年金積立金は、簿価ベースで128兆3,993億円となった。
また、時価ベースでは、前年度より4兆5,106億円増加し、過去最高の260兆0,757億円となった。
なお、厚生年金保険は5年連続の増加(前年度比+4兆7,140億円)となったが、国民年金は2年ぶりに減少(前年度比-2,034億円)となった。
国民年金の年金積立金の減少の要因は、年金積立金管理運用独立行政法人における国民年金分の利益剰余金が822億円とどまった一方で、年金積立金管理運用独立行政法人から国民年金に3,202億円の国庫納付を行ったこと等によるものである。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和6年度「厚生年金保険・国民年金の収支決算の概要」を公表します>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/newpage_00004.html