令和5年の賃金構造基本統計調査の結果を公表 一般労働者の賃金月額は31万8,300円で過去最高 伸び率も29年ぶりの水準(厚労省)

公開日:2024年3月28日

厚生労働省から、「令和5年 賃金構造基本統計調査の結果の概要」が公表されました(令和6年3月27日公表)。

「賃金構造基本統計調査」は、全国の主要産業に雇用される労働者の賃金の実態を、雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにすることを目的として、毎年6月分の賃金等について7月に実施されています。

今回公表された内容は、全国及び都道府県別の令和5年6月分の賃金等について、有効回答を得た55,490事業所のうち10人以上の常用労働者を雇用する民間事業(48,651事業所)について集計したものとなっています。

調査結果のポイントは次のとおりです。

●一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の賃金〔月額〕

・男女計 318,300円(前年比2.1%増)(年齢43.9歳、勤続年数12.4年)

・男性 350,900円(同2.6%増)(年齢44.6歳、勤続年数13.8年)

・女性 262,600円(同1.4%増)(年齢42.6歳、勤続年数9.9年)

※ 男女間賃金格差(男=100) 74.8(前年差0.9 ポイント低下)

●短時間労働者の賃金〔1時間当たり〕

・男女計 1,412円(前年比3.3%増)(年齢45.2歳、勤続年数6.3年)

・男性 1,657円(同2.0%増)(年齢41.9歳、勤続年数5.2年)

・女性 1,312円(同3.3%増)(年齢46.6歳、勤続年数6.7年)

令和5年の一般労働者の賃金の月額は31万8,300円で、過去最高となりました。

前年からの伸び率は2.1%で、平成6年に2.6%増となって以来29年ぶりの水準となっています。

賃上げ機運の高まりが、調査結果にも反映されているようで、報道でも大きく取り上げられていました。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<令和5年 賃金構造基本統計調査 結果の概況>

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

「賃金制度」関連記事

「賃金・評価制度の検討」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

東京会場 2024/12/05(木) /13:30~17:30

【会場開催】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : ※各日程をご確認ください

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2024年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

価格
3,850円(税込)

かいけつ!人事労務では、法改正対応や従業員への周知、教育・啓蒙等に活用できる小冊子を販売しています。

通常は各種10冊1セットの販売となりますが、実際に手に取って中身を見て導入するかどうかを検討したいといったご要望に応え、小冊子を1冊ずつ、計6種類のセット商品をご用意しました。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE