人事制度10の間違い【その7】 評価の平均はB評価とすべきである → 本当か?

公開日:2013年12月1日
一般的な評価制度では、S評価はめったに出さない、評価の平均はBであるべきだ、という定説があります。社内での競争、順位付け、相対評価のもとでは平均をBとすべきですが、「育てる人事制度」ではすべての人がS評価となることが好ましいのです

人を育てる目的の人事制度であれば、評価の平均をBにしなければならない理由はない

 どうして優秀な社員が増えてS評価がどんどん出てはいけないのだろうか。どうして評価の平均はB(S、A、B、C、Dの5段階評価の場合)にすることが必要なのだろうか。

 この理由を考えてみると、(1)平均的な社員がB評価であるべきであり、そんなに優秀な社員が多く居たり、D評価が多く居たりするのはおかしい、そして(2)昇給などを計算する場合、平均がBでないと人件費が予算以上に膨らんでしまう可能性がある、などが考えられますが、どうも本能的に平均B説が正しいと思い込んでいるのかも知れません。


「人事・評価制度」関連記事

「賃金・評価制度の検討」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2024/10/18(金) /13:30~17:30

【オンライン】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : 社労士事務所Partner 所長 西本 佳子 氏

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2024年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE