
「知らなかった」では済まされない!
現場を動かす管理職にこそ必要な「人事労務」の視点
中小企業において、管理職は単なる現場責任者ではありません。部下のマネジメントに加え、人事や労務の一次対応を担う“最前線”の存在です。
たとえば、社員からの育児休業や介護休業の申し出を最初に受けるのは管理職であるケースも多く、労働時間の管理や部下への指導、働き方に関する相談対応など、日々の判断はすべて労務管理と密接に関わっています。
こうした対応の土台となるのが、人事労務に関わる法令の順守です。十分な理解がないまま現場判断を行えば、意図せずトラブルや法令違反を招くリスクがあります。
一方で、労務管理は単なるリスク回避のためだけのものではありません。適切な対応は、部下の安心感や信頼関係を高め、定着や生産性の向上といった成果にも直結します。
現場における管理職の判断が、そのまま会社の対応となる場面も少なくありません。だからこそ求められるのは、法令を正しく理解し、現場で適切に判断できる力です。
本連載では、中小企業の現場で起こりがちな具体的なケースをもとに、管理職が押さえておくべき人事労務の基本と実務対応のポイントを、寿限無経営コンサルティング代表・社会保険労務士の福田惠一氏に解説いただきます。
CONTENTS
第1回 労働契約の基本
第2回 労働時間
前編:労働時間の判断基準とは?休憩・待機・移動時間の扱いと判断リスク- 後編(公開準備中)
執筆者プロフィール
寿限無(じゅげむ)経営コンサルティング 代表 福田惠一
金融機関にて営業・融資を担当後、同総合研究所で人事金制度構築コンサルの経験を積み、退職後「寿限無経営コンサルティング」を開業。上場会社総務顧問も経験。経営の観点と社員の双方にとっての望ましい労使関係構築支援のため、人事・賃金・考課制度の整備、人事労務トラブル対応、紛争予防のための社内規程整備、マネジメント研修・ハラスメント研修等社員各層への研修、各種助成金申請支援等に注力。
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