連合(日本労働組合総連合会)から、「コロナ禍における職業生活のストレスに関する調査2022」が公表されました(令和4年12月8日公表)。
この調査は、コロナ禍における職業生活に関する意識や実態、ストレスの状況を把握するために、インターネットリサーチにより令和4年10月1日から3日間で実施されたもので、18歳~65歳の被雇用者1,000名の有効サンプルを集計したものです。
たとえば、次のような調査結果が公表されています。
●仕事に関するストレスの実感について
「現在、仕事や職業生活に関してストレスを感じている」労働者は74.3%
ストレスの要因:1位「職場の人間関係」、2位「仕事の量」、3位「地位・待遇」
〈補足〉残業時間が長いほど、コロナ禍前に比べてストレスが「かなり増えた」が高い傾向
●テレワークについて
現在(令和4年9月時点)の実施率は 37.2%
コロナ禍前(令和元年9月)の24.4%から12.8 ポイント上昇
〈補足〉「勤務日の7~8割程度がテレワーク」の人で満足度が高い結果
●職場でのハラスメントについて
コロナ禍以降の経験率:「パワハラ」23.3%、「カスハラ」13.5%、「セクハラ」8.1%
ハラスメントにより「職業生活上の変化があった」は、ハラスメント経験者の 74.8%、「仕事のやる気がなくなった」、「心身に不調をきたした」、「夜、眠れなくなった」の順に多い
●仕事の受け止め方・コミュニケーションについて
仕事や職業生活に関するストレスについての相談先 「特になし」が29.9%
〈補足〉コロナ禍前に比べてストレスが増えた人は、職場でのコミュニケーション不足を感じる傾向
●ストレスチェックについて
「実施している」が60.8%、事業場規模が小さくなるほど「実施していない」傾向
ストレスチェックが義務化されている事業場で「実施していない」は13.9%
●働く上でのストレスをなくすために希望する施策
1位「適正な人員配置・組織体制などの見直し」
2位「仕事の進め方の改善、業務配分の見直し」
詳しくは、こちらをご覧ください。
<『コロナ禍における職業生活のストレスに関する調査2022』を掲載しました。(世論調査)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20221208.pdf?1151