
はじめてでもわかる 人事制度の作り方・見直しの基本
人材を育てる人事制度構築・設計のポイントを解説
「人事制度ってどうやってつくるの?」
「自社の社員に合った制度ってどんなもの?」
そんな疑問を持つ方に向けた〈人事制度のつくり方〉コーナーです。
本コーナーでは、等級制度・昇格・降格の仕組みや評価制度、賃金制度など、人事制度の基本的な構成要素をわかりやすく整理し、実務で役立つポイントを丁寧に解説します。
単に制度の仕組みを学ぶだけでなく、社員の多様な働き方や組織の状況に応じて、どのように制度を設計し運用していくかまでを、社会保険労務士であり、長年人事金制度構築のプロフェッショナルとして活躍されてきた福田惠一先生に具体例を交えて紹介していただきます。
「これから自社制度を見直したい」「人事の基本をもう一度整理したい」という方に、実務にそのまま活かせる内容です。読み進めるうちに、制度づくりの全体像と自社に合った制度設計のヒントがきっと見えてきます。ぜひご活用ください。
連載コラム
第1回 人事制度の定義と構成要素を理解する
広く人事制度という場合は、会社が社員の採用から退職までのプロセスを管理するために設けた仕組みのことを言います。具体的には、採用、等級、評価、昇格昇進、昇給、賞与、福利厚生、退職までを統一的に管理するルールです。
本稿では、採用および福利厚生、退職を除いた「人事(賃金)制度」を範疇とし、全8回シリーズで解説していきます。
第2回 等級制度 前編:目的設定と等級制度の基礎
会社が社員の採用から退職までのプロセスを管理するために設けた仕組みである人事制度。本連載は、その中でも、人事(賃金)に関する制度(等級制度、評価制度、賃金制度、運用)について、基本的な知識や導入の際のポイントを解説していきます。
今回は、「等級制度(全2回)」に関して、「等級数の決定」「等級基準書」から解説を始めます。
第3回等級制度 後編:多様な働き方に対応する設計と職務分析
第2回の前編で述べたとおり、「等級制度」は社員の役職や職務内容、職務遂行能力等に応じて、等級(職階)を定める制度です。今回の後編では、多様な働き方にどう対応していくか、昇格・降格、等級制度構築の際に必要な職務分析について解説いたします。
執筆者プロフィール
寿限無(じゅげむ)経営コンサルティング 代表 福田惠一
金融機関にて営業・融資を担当後、同総合研究所で人事金制度構築コンサルの経験を積み、退職後「寿限無経営コンサルティング」を開業。上場会社総務顧問も経験。経営の観点と社員の双方にとっての望ましい労使関係構築支援のため、人事・賃金・考課制度の整備、人事労務トラブル対応、紛争予防のための社内規程整備、マネジメント研修・ハラスメント研修等社員各層への研修、各種助成金申請支援等に注力。
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『これなら使える!小さな会社の「シンプル人事制度」』(アニモ出版)の著者であり、全国の中小企業の制度構築を支援してきた社会保険労務士 松本 明弘 先生が、中小企業でも無理なく導入・運用できるシンプルな人事制度の作り方を、実践事例とテンプレートをもとに、分かりやすく解説いただいたDVDです。
「難しい仕組みではなく、現場で動く制度を」という理念のもと、松本先生は複雑になりがちな制度づくりを、「準備(3ステップ)→設計(3ステップ)→運用(1ステップ)」の7つのステップに分けてやさしく解説します。
専門知識がなくても理解しやすく、導入・運用をサポートするテンプレートも多数用意。小規模~中堅企業ですぐに実践できます。










