HOME 人事労務トピックス 医療 うつ病装い、傷病手当金を社保事務局から詐取容疑

うつ病装い、傷病手当金を社保事務局から詐取容疑

営業実態がない会社の支店をつくった上でうつ病を装い、秋田社会保険事務局から傷病手当金66万円をだまし取ったとして、秋田県警は26日、男女3人を詐欺の疑いで逮捕したと発表しました。 容疑者らはうつ病と誤診させるために「人ごみが怖い」「地下鉄に乗るのが苦手」といった医師との問答マニュアルを作っていました。県警は北海道警などと共同捜査班を設置。容疑者らが同様の手口を北海道や東京、栃木など6都道県でも繰り返し、総額約5,500万円をだまし取ったとみて余罪を追及しています。 県警などによると、容疑者は札幌市に登記をした貴金属会社の代表で、他の2人と共謀し、秋田市に営業実態がない「支店」を設置。08年5月、「支店長」である別の容疑者がうつ病で働けなくなったという、うその申請書などを提出していました。申請時に、月給115万円を得ていたなどと虚偽の報告をして、4月分の手当金として66万円をだまし取った疑いがあります。 県警などによると、診断書は札幌市の医師から取っていました。容疑者は06年1月ごろから青森や宮城、東京などに実体のないペーパー会社をつくり、従業員の大半に当たる約20人にうつ病を偽装させていた疑いがあるそうです。 傷病手当金は、国民健康保険を除く健康保険の被保険者が病気やけがで連続3日以上会社を休んだ場合、4日目以降について支給されます。支給額は日給の3分の2が基本となります。